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★本物の占星術師


古代の賢人達は

数多くの占星理論を現し

現代の我々に遺して下さった。

 

それらは

我々伝統的な占星術師達には 

「何よりも勝る宝」 

であり 

「占星術のエッセンス」 

なのである。 

 

占星術の判断は

1つのチャートを

数多くの占星理論で

考察しなければならない。

 

端から端まで

色々な角度から

色々な切り口で解析し

 

時には祈り

時には想像力を増幅させ

 

宇宙の真理に

立ち向かっていくのである。

 

それはまた

優秀な医師の様でもある。

 

患者の状況を知るために

最新の医療機器と

検査設備を使用して 

色々な方法で

徹底的に調査するのである。

 

占星術師である私は

先代の偉大な占星術師達の

功績を受継いだ

使命と責任をもって

 

常に研鑽に励み

後世に伝えていくという義務も

少なからずあると考えている。

 

日々の研究と実践において

現実的な努力は当然ながら

 

精神的な動向やその性質は

特に重要であると強く思う。

 

古代占星術は

全て厳格な理論で

成り立っており

 

低俗な「占い」に充満する 

”いかがわしさ” 

は微塵(みじん)もない。

 

しかしながら

古代占星術のベースは 

「純然たる神秘学」 

なのである。

 

それを扱う占星術師は

「特別な聖職者」

であることを

心しなくてはならない。

 

聖職者である占星術師は

学問的な修練を積むと同時に

精神的に清らかで

強くなくてはいけない。

 

それは

占星術師の業(わざ)には

神の助けが

必要不可欠だからである。

 

占星術師は

神の道具となって

星の言葉を

伝えるだけであり

 

占星術師が

偉いということは

決してない。

 

私は

研究や実践において

常に神の助けを痛感している

 

神の助けや

ご指導があってこそ

正しい結果を導き出すことが

できると心得ているのである。

 

だから

偽物ではなく

本物の占星術師を

志さんとする者達は

 

私が言ったことを

よくよく心に

刻まなければならない。

 

そうでなければ

星々の声を聞くことなどは

決してできないだろう。